ママの若いころを振り返り、思ったことをつらつら書く、このカテゴリ。。
まずはアルバイトのお話から
母が食材の専門店の店長をしていて、食品には興味がすごくあった。
母の店で高校生の時から、人がいないときだけアルバイトをさせてもらって、
すごく感動することばかり。。
もちろん母子といっても、あくまでビジネス。馴れ合いはない。
逆に厳しいかも(笑)
アルバイト初日のこと。
知る人ぞ知る"富沢商店"というその店は、目利きの専務が仕入れた食材を、
小分けして販売する、半分プロっぽいお店。品質がよく、安い!
「あなたの字でいいのよ」が言われて書いた"ホットケーキミックス"の配合。
その紙をコピーして、粉の入った袋に1つ1つ貼り付け、店頭に並べた。
そして、1袋売れた。棚が1袋分空いている。
きゃー!!売れた!売れたよ!
そんな当たり前のことに、感動だった。高校生の私。
自分の書いた紙を見て、誰かがホットケーキを作るんだ!すごい!
それから、まわりの大人の話を聞いて、工夫をして、接客にあたる。
品物を棚に補充して、お客様の探している商品の場所を案内し、
レジを打つだけじゃなく、お客様に必要なものをさりげなくお勧めしたり、
お勧めは?と聞かれてリピートの多い商品をお持ちしたり。。
そのうち、高校生の私に、ご年配の方から、
「あなたがこの前すすめてくれた○○すごく美味しかったわ。
人にさしあげたいから、10個ほどくださる?」
なんて言われた時には、このお店のとりこですな(笑)
いかに、売れるか、いかに手に取りやすいか、
考えながら動く動く。ポップを自ら考えて書く。変えてみる。
ここのアルバイトさんは、みんなそうだった。
結果が目に見えてわかる(=売れる)から、楽しくて仕方がない。
アルバイトにまかせてくれるありがたさ。
社会に出てわかった。
あのお店の"意識"がすごく高かったことに。。
高校生、大学生のアルバイトのレベルがすごく高かった(*^ ^*)
それに比べて、いま、がっかりするお店の多いこと。
棚になくて聞くと
「そちらになければないと思います」
バックヤードに本当にないってわかって言ってる?実はあるんじゃないの?棚にないだけでは?
客の立場になってますか?自分が忙しいから、調べるのが面倒でそう言ってませんか?
じゃあ、いつ入荷予定がわかってる?
注文するのか聞かないと、客を逃すよ?
棚が空の状態とは、あるはずの利益を得損ねているということに気付いていますか?
"売り切れてるから仕方ない"ではなく、なくならないように注文してれば、売上が上がるんですよ?
受け答えも行動も判断も。。。店員さんは小学生ですか?
そんなお店がいっぱい。
確かに、何もしなくても売れるからいいっていうお店もある。
でもそのお店はずっと繁盛するだろうか。
安ければ、客が殺到して1人1人対応してられない店もある。
もっと安い店がそばにできたら、どうなる?
うちからそう遠くないパン屋さんは行列だ。すごく売れてる。人気。
でもどんなに忙しくても、子連れの客を見つけると
「おとりしましょうか?」と言ってくれる。
こどもを抱っこしながら、「あれ」「それ」「2つにしてください」などと言うと
取ってくれて、レジに並ぶ間、カウンターに持っていってくれている。
そんなお店もある。(社会人になってから、数えるほどしかない"感動した店"の1つ)
前出の理屈は通らない。
富沢商店は、品物がよいからお客様も多い。
それに感謝しているちゃんとしたお店だった。
"心"のあるお店って、ほんとに少ない。
売れるように、サービスを心がける。ごまをすってみる。こういう言い方をしてみる。
そんなうわべじゃないんだな。
"それが楽しくて"やってる。
"そうすることが当たり前で"やっている。そういうお店だった。
そういう経営者に、それをわかっている社員やアルバイトに囲まれて、
私は幸せだったんだなぁ。
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